ワールドカップから見ると、全体的に大きく変わった点は、残念ながら“まったくない”。確かに戦術の面で、大きく変わった点はあるが、基本的に欧州か南米が作って、アジアやアフリカ、または中南米の国がそれに習うということだと思う。例えば、1974年大会、西ドイツVSオランダの決勝戦。結果は西ドイツの優勝に終わったが、私が選ぶ最高の試合だと思う。つまり、欧州と南米という2強を倒さないかぎり、1930年より続いている悪魔は終わらないのだ。内容と中身の両方で勝てなければならない。しかし、そのチャンスが今の代表にはあると思う。前回のスペインやドイツ戦を思い出して欲しい。そして、今度こそ、あと1歩の大変なことを。
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